IT産業に関わる方法としては、一定の企業に属して業務を行うエンジニアや、サーバーの保全などをメインに行うネットワークエンジニアなどさまざまなものが存在していますが、その中でも一定の企業に属することなく仕事を行うものとしてフリーエンジニアが挙げられます。
ブラック企業などの労働災害をあまり受けにくく、社内の雑事などを押し付けられることなく自分の行いたいプロジェクトに参加できるというメリットがありますが、実際にこの形態で稼いでいくためには柔軟な発想力や行動力、対話力などが求められるのです。
そのため、フリーエンジニアとして働くことに適している年齢としては、特に大学を卒業して十数年以内の、若く発想力が豊かである層なのです。IT産業において明確な目標が定まっており、やる気に満ちている若い働き手にとって、この労働形態は人気があるのです。
しかしながら、ある程度老化が進行してくると、次第に発想力や行動力などが若手の世代に比べて低下していき、この業務形態で働いている若年層に対して打ち勝つことが難しくなってくるのです。この能力の低下の度合いや時期などは人によって個人差がありますが、一般的には30代後半程度から少しずつ能力が低下していくのです。
このため、能力が低下してしまったフリーエンジニアは引退を行い、新たな職業として企業に所属するエンジニアや、全くジャンルが異なる種類の職業に転職を行うことも考える必要が出て来るのです。